糖質制限ダイエットはハイリスクローリターンの危険なダイエット!?

ガイコツ家族 ダイエット

ダイエットを志した人であれば誰もが聞いたことがある程に有名な糖質制限ダイエット。

しかし糖質制限ダイエットには多くのデメリットが存在し、健康を害する危険なダイエット方法です。

また、糖質制限ダイエットの成功例の報告にも落とし穴があります。

今回は糖質制限ダイエットの危険性と成功例の誤解についてお伝えします。

糖質の働き

体を動かすエネルギー

糖質は体を動かすために必要な栄養素です。

糖質制限をする際、真っ先にカットされるのが炭水化物です。

炭水化物は最も効率よくエネルギーになります。

糖質は体内でグリコーゲンとして筋肉中に蓄えられます。

また、グリコーゲンを分解したグルコースは血中に溶け込みます。

このグリコーゲンとグルコースが体を動かすエネルギーになるのです。

それが不足すると体がだるく感じたり頭がぼんやりしたり様々な症状が現れます。

ひどい場合は気を失うようなことさえあります。

また、脳も糖質をメインエネルギーとしています

糖質が足りなければ頭が回らなくなります。

これでは生活に支障をきたしてしまいますよね。

糖質制限ダイエットのデメリット

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ここまでで説明したように糖質は体を動かすためのエネルギーになります。

そのエネルギーが不足することで起きるデメリットを紹介します。

  • 体がだるく頭が働かずぼーっとする
  • エネルギーを確保するために筋肉を分解する
  • リバウンドする

眠気、思考力の低下、体がだるいなどは低血糖症の症状です。

ひどい場合は頭痛、吐き気、めまいなどの症状が出ることもあります。

また、イライラしやすくなる事で対人関係のトラブルが発生する可能性も生じます。

人にとって最も重要な機関の一つである脳は主に糖をエネルギーとして使うため、糖を極端に制限することは危険な行為です。

体を動かすエネルギーである糖が不足するとたんぱく質を分解してエネルギーにします。

さらには筋肉までも分解してエネルギーに変えてしまいます

筋肉が落ちれば確かに体重は減りますが、代謝も落ちるためどんどん痩せにくい体になっていきます。

先ほども述べたように過度な糖質制限を行うと筋肉量が減ります。

筋肉量が減れば基礎代謝が落ちるため1日に消費できるカロリーが減るため、以前よりも太りやすい体になってしまいます。

成功例の誤解と落とし穴

失敗

ここまで糖質制限ダイエットの危険性やデメリットを話してきました。

それでも実際に糖質制限ダイエットを行い、短期間で体重を落とした人をよく見かけますよね?

ここには大きな落とし穴があります。

まず糖質制限を行う際に真っ先にカットするのが炭水化物です。お米やパンなどですね。

炭水化物は水分を多く含んでいます

つまりこの炭水化物をカットする事で体重が減るのは水分が失われているからです。

ダイエットを終えて食事を元に戻せば体重もすぐに戻ります。

ここで重要なのは、ダイエットの目的は体重を減らすことではないということです。

見た目をよくしたい、健康的な体になりたい、そのためにダイエットをするはずですよね?

体重はそれを測るための一つの物差しでしかありません。

性別や体脂肪率、筋肉量などと合わせて考えなければただの無意味な数字です。

稀に糖質制限ダイエットを行った方で体脂肪率も載せている人がいます。

これを見ればいかに糖質制限ダイエットの効果が薄いかわかります。

体重は減っているのに体脂肪率に動きがほとんどないのです。

これは減っている体重のほとんどが水分であるからです。

数字のインパクトに騙されないように気をつけましょう。

まとめ

糖質制限ダイエットは体重の数字のインパクトほどの効果はありません。

それどころかリバウンドしやすい体質になる可能性も高いです。

更に健康を害するリスクがあるためできれば避けたいダイエット方法だと思います。

そもそも脂肪を1kg減らすには7200キロカロリー消費する必要があります。

成人男性の基礎代謝が1500キロカロリーですから、3日で5kgも痩せるなんてあり得ませんよね?

体重の数字のマジックに騙されず健康的に痩せる方法を実践しましょう。

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